Ｓブーム

青森県民にはすっかりお馴染の『スコッップ三味線』

津軽三味線に見立てた“鉄製スコップ”を

バチの代わりに“栓抜き”や“しゃもじ”で叩いて演奏するのである

『スコッップ三味線』って…

凄くいいねぇ～♪

その音色には心が揺さぶられるのだ

そして、とうとう開催されてしまった

『第１回スコップ三味線世界大会』

しまった！

エントリーしてなかった…

下手こいた～！

来年はエントリーしなきゃ。。。









Killer : いやぁ、ワシも参加したかったよ！

　　　　　『スコップ三味線世界大会』！

　　　　　略して『ＳＳＳ』に！
A     : そんな略語は流行ってないからね
Killer : 『トリプルＳ』でもいいけどな
A     : もう、いいよ！！

　　　　　誰もそんな言い方しないって！
Killer : しかしさぁ、こんな素敵な大会が開催されちゃうとは…

　　　　　ますます青森の事が大好きになっちゃうよな
A     : エアギターより面白いよね
Killer : エアギターなんかもう飽きたよ！

　　　　　あれは一時期の流行りモノ

　　　　　一方、スコップ三味線は伝統芸能だからな
A     : 歴史的にはエアギターの方が古いんですけど…
Killer : …
A     : スコップ三味線の歴史は20年くらいらしいけど、
　　　　　エアギターの起源はもっと古いはずだよ
Killer : まぁ…エアギターは所詮お笑い芸だからな…
A     : どっちもお笑いでしょ
Killer : そうそう！

　　　　　どっちも人を楽しませて素晴らしいんだよ
A     : 結局、何を言いたいのか分からないよ！！
Killer : なんとなく…

　　　　　これをきっかけに来年“スコップブーム”が来る予感が…

　　　　　今こそ“スコップ競技”を始める時期だな
A     : “スコップ競技”！？
Killer : ワシは長年、
　　　　　“スコップ競技”をウインタースポーツとして認めるべきだと
　　　　　提唱しているんだけど
A     : これまた変な事を言い出すねぇ…
Killer : まずは“フィギュアスコップ”

　　　　　簡単に言うと、いかに美しい動きで“雪かき”できるか…

　　　　　そして、いかに美しく仕上げられるかを競い合うんだよ
A     : 雪国以外の人には伝わりにくいスポーツだねぇ
Killer : これにはペアとシングルがあって…
A     : もういいよ！
　　　　　なんとなく分かったから
Killer : そして“スピードスコップ”

　　　　　これはスコップに乗ってゲレンデ滑走し、
　　　　　タイムを競い合うんだよ
A     : “スケルトン”みたいなものだね
Killer : そうそう！

　　　　　“スケルトン”風味なんだよ
A     : じゃ、“スケルトン”があるから必要ないじゃん
Killer : そうそう！

　　　　　必要ないんだよ
A     : 何なんだよ！

　　　　　やっぱり、何を言いたいのか分からないよ！！

　　　　　“フィギュアスコップ”も“スピードスコップ”も
　　　　　流行るわけないだろが！！
Killer : ワシも正直そう思ってた
A     : まったく…変な妄想ばかりしてるんじゃないよ！！

　　　　　とりあえず来年の『第２回トリプルＳ』を目指して
　　　　　練習でもしてなさいよ！

Killer : ん！？
A     : あ！

　　　　　『トリプルＳ』って言っちゃった…